2022年4月25日 |
---|
現代のあらゆる電子機器にとって必要とされる「半導体」。誰もが一度は耳にしたことがあるかと思います。阪井金属製作所でも、半導体に関わる部品や製品を加工したり製造したりすることが増えています。
そもそも、半導体とはどういったものなのか、また弊社でどういった関連のものを製造しているかをご紹介したいと思います。
現在のデジタル社会において、電子回路に欠かせない「半導体」。その呼び方が定着していますが、実は「半導体集積回路」の略称になります。
半導体とは電子部品の一種で、見た目としては上の写真にあるような小さくて薄い四角いチップに細かい回線が張り巡らされているものです。
スマートフォンやPCをはじめ、液晶テレビやカメラなどのデジタル家電から冷蔵庫、エアコン、洗濯機、自動車まで私たちの身の回りにあるありとあらゆる製品に半導体が搭載されています。
では半導体は一体どういった役割をしているのでしょうか。
物質には電気を通す「導体」と、電気を通さない「絶縁体」とがあり、「半導体」はその中間の性質を持つ物質とされています。つまり、あるときは電気を通したり、あるときは電気を通さなかったり条件によって2つの性質を持っているのです。
例えば、身近なもので例を挙げるとスマートフォンの中には高度な電子部品がたくさん詰まっています。そのなかに半導体も含まれ、あらゆる条件に合わせて電流を通したり通さなかったりしながらカメラを立ち上げたり、LEDライトを点灯したりしていわばスイッチのような役割に。
こうしていろんな電子機器や電化製品が効率よく、快適に働いてくれているのです。
陰ながら、半導体が私たちの日々の生活やデジタル社会を支えているといっても過言ではないでしょう。
近頃、「半導体不足」といった言葉を耳にする機会が増えてきました。
世界的に急速に需要が高まり、半導体が足りないがために家電メーカーや電子機器メーカーも製品の生産が追い付いていない状況に。
デジタル社会が進んでいることはもちろん、コロナウイルス感染症の影響で、リモートワークが増え、パソコンやタブレットなどの需要が高まったことも半導体不足の原因の一つとされています。
そんな半導体を製造するためには、専用の機械と材料が必要になります。
半導体は「半導体製造装置」という装置で製造され、日本国内にもさまざまな半導体メーカーがたくさん存在します。最先端のテクノロジーを駆使した半導体の製造工程は、多くの製造装置や技術が集結しています。
実は近年の半導体ブームによって、半導体製造装置自体の需要も高まっているのです。
前述のとおり、半導体を製造する「半導体製造装置」自体の需要も高まっていることから、阪井金属製作所でも半導体関連の部品や製品の加工の注文が増えています。
これまで製造したものには、以下のようなものがあります。
半導体に関連したものは通常の部品加工と違い、精度や材質が異なる場合がほとんど。高精度加工を求められ、精度がμ台であったりすることも。
高い耐久性を求めて、材質もメッキも特殊なものを使用するケースがあります。また、洗浄工程も精密洗浄等の特殊洗浄を要求される場合も。
キズの管理もより厳格になり、微細なキズでもNGの場合も。基本的に4M変更も出来ません。
それだけ繊細で精密なものとなるため、対応できる環境と技術が必要になります。
今後も社会にとってますます需要が高まっていく半導体。
その製造を支えるためにも、高いレベルの高精度な加工技術が求められます。弊社ではあらゆる材質に対応し、精密加工に関するノウハウで対応しております。
阪井金属製作所ではご用途に応じてさまざまな金属加工提案を行い、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながらモノづくりでのお悩みやお困り事を解決いたします。
金属加工から試作、デザイン、設計、製作(組み立て)まで幅広く対応。海外調達でのコストダウンや100社以上と連携する町工場ネットワークによる業務の効率化の提案など、金属加工でのお悩み事をご相談いただけます。
また、日本のモノづくりを守っていくためにも、モノづくり企業の業績回復や事業承継などのアドバイスも行っています。事業でお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
HP内にある問い合わせフォームもしくはお電話、FAX、メールにて承っています。
ご質問やご相談もお気軽にご連絡ください。
zoomなどによるオンラインミーティング対応可能です。