2021年09月08日 |
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切削加工とは、工具を用いて金属を切ったり削ったりし、必要な形状にしていく加工技術です。
不要な部分を取り去ることから、「除去加工」と呼ばれることも。
数ある機械加工において最も基本とされる切削加工ですが、具体的に一体どんな特徴があるのか、こちらの記事でご紹介したいと思います。
切削加工の特徴といえば、さまざまな種類の素材を使った加工が行えること。
金属加工では鉄系、ステンレス系、真鍮、銅、アルミ、チタン合金などが一般的ですが、これらのほかに樹脂や木材なども材料として加工されています。
また、特殊な加工ではガラス、金なども削ることが可能です。
切削加工の用途としては、FA装置、半導体装置、医療機器、電子部品、モーター部品など業種を問わず部品の加工がほとんど。中でも自動車部品が代表的です。
一般的に人の目に触れることは少ないものですが、製品の一部を支える部品加工として実はこうして幅広い分野で重宝されています。
精度が求められ、正確な組み立てを求められる部品は切削加工を行うことが多いのです。
どんな形状でも高精度に実現する切削加工。
寸法精度が±0.01mmを求められる場合は、金型による製作ではできません。
特に試作などを行う場合は、切削加工を行うことがほとんど。
製作する部品製品1個1個に精密な設計を行い、切削加工を施していきます。
前章で “切削加工は小ロット多品種向き”とご紹介しましたが、量産であっても、精度が求められる加工では切削加工になります。
量産の場合、寸法公差が厳しくないところは金型で形状にして、寸法公差が求められる箇所のみ切削加工を行い、加工技術を組み合わせながら製品を成形していきます。
量産における切削加工の位置付けとしても、“高精度を求められる部分は切削加工で行う”というのが一般的です。
こうした高精度な加工技術によって、精密さを要求される半導体装置、医療機器、電子部品などの分野にも用いられています。
阪井金属製作所では、旋盤加工は外径φ400mmまで対応。
φ8mmまでの外形であれば±0.002mmまでの製品に対応、フライス加工はX1000mm、Y800mmまでの対応が可能です。
阪井金属製作所では、多品種少量生産に特化しており、条件によっては3日以内の短納期に対応。
品質を上流工程から細かくチェックしており、海外価格でありながら日本品質を実現しています。
特に工作機械にセット出来る素材への単純形状加工や、素材や部品への追加工の場合は低価格、短納期でご案内しています。
なぜそんなに早く納品できるのか、理由はアルミ、鉄系の材料は在庫があるからです。
あらかじめ材料があれば新たに手配をすることなく、すぐに加工に着手できるので時間短縮に。
また少量多品種に特化した工場なので、量産加工によって機械が占有されているということもありません。
工程管理を見える化しているため、突然オーダーが入った場合や急ぎで仕上げてほしいというようなオーダーが入った場合でも割り込んで加工作業をすることが可能なのです。
スムーズな加工プロセスで部品製作を進めることができます。
阪井金属製作所ではご用途に応じてさまざまな金属加工提案を行い、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながらモノづくりでのお悩みやお困り事を解決いたします。
金属加工から試作、デザイン、設計、製作(組み立て)まで幅広く対応。海外調達でのコストダウンや100社以上と連携する町工場ネットワークによる業務の効率化の提案など、金属加工でのお悩み事をご相談いただけます。
また、日本のモノづくりを守っていくためにも、モノづくり企業の業績回復や事業承継などのアドバイスも行っています。事業でお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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