2021年10月01日 |
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あらゆる加工方法がある金属加工のなか、「切削加工」と「研削加工」は似ているように感じますが、違いがあります。
どちらも金属除去加工にあたりますが、手法が異なり、加工物に合わせて使い分けています。
それぞれがどういった加工方法で、一体どういった違いがあるのか。
今回の記事では切削加工と研削加工の違いについて、ご紹介いたします。
刃物で素材を削ったり、ドリルで穴を開けたりするのが切削加工なのに対し、研削加工は回転する砥石を使い、素材を押し当てて表面を少しずつ削っていく方法を指します。
切削加工は素材への当たりが点のため面粗さを出しにくいのですが、研削加工は面で当たるため面粗さを出しやすく、寸法精度や面粗さが細かくなります。
また広い面が均等に当たるため、平面度を求める製品に多く用いられことも。
旋盤加工やフライス加工、熱処理を行った後に公差を出すための仕上げとしても研削加工を行うことが多く、高精度な製品を制作する際に用いられます。
また研削加工のなかにもさらに円筒研削やセンタレス研削、内面研削、平面研削など加工の仕方に種類があり、加工する製品の形状や材質によって使い分けをします。
ちなみに、阪井金属製作所で行っているのが多いのはセンタレス研磨加工となります。
切削加工は刃物で材料を削る加工法のため、切り屑が出るのがひとつの特徴です。
目的の形状によってもさまざまな加工法が存在しますが、回転している工具を刃物に押し付けて削ったり、工具だけでなく材料も回転させたりして加工していく方法もあります。
このように材料を除去していく操作でもあるために、切削加工は除去加工とも呼ばれます。
詳しくは過去の記事、「切削加工の特徴について」でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
阪井金属製作所ではご用途に応じてさまざまな金属加工提案を行い、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながらモノづくりでのお悩みやお困り事を解決いたします。
金属加工から試作、デザイン、設計、製作(組み立て)まで幅広く対応。海外調達でのコストダウンや100社以上と連携する町工場ネットワークによる業務の効率化の提案など、金属加工でのお悩み事をご相談いただけます。
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