多くのFA製造会社様や調達担当者様に、当社の製缶加工が選ばれているのには明確な理由があります。
品質・精度・納期のすべてにおいて妥協しない、阪井金属製作所の強みをご紹介します。
製缶加工の品質は、職人の腕で決まります。職人全員が「JIS Z 3801」の溶接資格を保有しています。
流れ作業ではなく、一人の職人が図面の読み解きから仮組み、本溶接まで責任を持って担当できる高い技術力(多能工化)を持っています。
さらに、厳格なチェック体制を敷くことで、良品率99%という極めて高い品質水準を維持。「どの職人が製作しても同じ高品質」をお約束します。
「大型のフレームを作りたいが、精度が出なくて困っている」というご相談をよくいただきます。
当社では、最大2,000mm×5,000mmまでの大型製缶加工に対応。溶接で発生する「熱変形(歪み)」を熟練の技で極限まで抑え込みます。
さらに、大型五面加工機を持つ協力工場との強固なパートナーシップにより、機械公差±0.05mmという高精度な切削仕上げまで実現。定盤上での厳密な歪み取りとレベル出しを行い、そのまま装置の組み立てに使えるレベルで納品いたします。
製缶はA社、機械加工はB社…といった、複数業者への発注・管理業務に疲弊していませんか?
阪井金属製作所なら、材料手配から製缶溶接、大型機械加工、表面処理まで窓口一本で完結(ワンストップ対応)します。横持ち輸送の手間や管理コストを大幅に削減可能です。
また、全員が高い技術を持つことで実現した「セル生産方式」により、工程間のロスをカット。他社では3ヶ月かかるような案件でも、約1ヶ月での短納期対応を実現した実績がございます。急ぎの案件も、まずはご相談ください。
本ページでご紹介する高精度・大型製缶加工は、技術力の高い国内協力工場および自社管理のもとで製造します。
(コスト重視の量産品は海外調達も提案可能)
FA製造会社
調達担当者
他社では3ヶ月かかると言われた案件も、阪井金属では「セル生産方式」により約1ヶ月での短納期対応が可能でした。事前の工場監査や実績写真の提供、出荷前の立会い検査など、品質保証体制(QA)が万全だった点が決め手となりました。困ったら阪井金属とは思っていたが、やっぱり安心して任せられます!
阪井金属製作所では、溶接後の大型機械加工まで一貫して対応可能です。信頼できる協力工場との強固なネットワークにより、五面加工機を用いた大型切削(5mクラス)や、0.05mm単位の精密仕上げを実現。お客様が複数の加工業者を手配する手間を省き、当社が責任を持って品質・納期を一括管理いたします。(当社の厳しい品質基準を満たした専門の協力工場と連携しています。最終検査は当社で実施し、責任を持って納品いたします。)
大型の架台(5m弱まで)の切削もお任せください。五面加工機で4側面も同時加工でき、精度0.05mmまで実績ございます。
溶接後の機械加工が必要な製品も手がけております。1/100mmまで精度を高めることが可能です。納品時は、傷などが付かないようにラッピングいたします。
溶接のひずみが出やすいステンレスも、1mm以内でひずみを取り、出荷します。
複数の定盤の高さレベルをそろえているため、ご注文通りの製品レベルを出すことができます。
ねじれやガタが起きやすい製品も、定盤検査でしっかりひずみを矯正します。
軽量パイプなども、曲がらないように作製するのが得意です。
液体や粉体を扱うタンク製作もお任せください。鉄・ステンレスの異材溶接や、漏れ検査(カラーチェック・浸透探傷試験など)を徹底し、気密性の高い製品を提供します。円筒カバーなどの複雑な形状の製缶部品も製作可能です。
さまざまな付属部品がある製品や、鉄とステンレスが混合した製品なども作製できます。作製後は漏れ検査を行い、清掃してから出荷いたします。
円筒形で絞り要素のあるカバーなど、寸法や穴ピッチがわずかな製品も丁寧・正確に作製します。
アメリカ向け大型製缶プロジェクトにおける、私たちが直面している様々な課題、チームの協力、徹底した品質管理の方法、そして今後の展望についてご紹介しています。さらに、このプロジェクトを通じて、阪井金属製作所が三国間貿易の課題にどのように取り組んでいるかをお伝えしております。
国内での高精度加工だけでなく、海外拠点(ベトナム)を活用した大型製缶・一貫生産プロジェクトも多数実績がございます。三国間貿易や課題解決のプロセスに興味のある方は、ぜひご覧ください。
お問い合わせの後、お見積書を発行いたします。
受注確定後、速やかに対応いたします。
ご依頼いただいてから約1か月で納品いたします。
金属加工の発注時によくあるご質問の一つが、「製缶(せいかん)加工」と「板金(ばんきん)加工」の違いです。
どちらも金属をつなぎ合わせて形状を作る加工ですが、一般的には「材料の厚み」と「強度の求められ方」によって区別されます。
| 項目 | 製缶加工(当ページ) | 板金加工 |
|---|---|---|
| 主な材料 | 厚板、形鋼(アングル、H鋼など) | 薄板(SPCC、SECC、SUS等) |
| 目安の板厚 | 3mm以上〜数10mm | 0.5mm〜3.2mm程度 |
| 主な加工方法 | 溶接による接合、機械加工 | 曲げ、打ち抜き(タレパン・レーザー) |
| 製品の役割 | 構造体、骨組み、タンク | カバー、筐体、ケース |
| 求められる要素 | 強度、耐久性、気密性 | 外観の美しさ、軽量化 |
「金属の大工仕事」のようなイメージです。
厚みのある鉄板や、アングル・チャンネル・パイプといった「形鋼」を切断し、強固な溶接によってつなぎ合わせます。
機械の架台(ベース)、フレーム、大型タンクなど、重量物を支えたり強い圧力がかかったりする「構造体」を作るのに適しています。
「金属の折り紙」のようなイメージです。
薄い金属の板を切断し、機械で曲げて箱型やカバーを作ります。
主に制御盤のボックスや、機械のカバー、ブラケットなどの製作に適しています。溶接も行いますが、あくまで形状を保つための補助的な役割が主で、ボルト締めやリベットで組み立てることも多いのが特徴です。
一般的な製缶加工では、溶接の熱によって製品に「歪み(ひずみ)」が生じます。
阪井金属製作所では、熟練の溶接技術で歪みを最小限に抑えることはもちろん、溶接後の「機械加工(切削)」まで一貫して対応いたします。
「製缶で形を作り、機械加工で精度を出す」。
これにより、単なる溶接構造物ではなく、0.05mm単位の精度が求められる装置架台や機械部品として納品できる点が、当社の最大の強みです。
阪井金属製作所ではご用途に応じてさまざまな金属加工提案を行い、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながらモノづくりでのお悩みやお困り事を解決いたします。
金属加工から試作、デザイン、設計、製作(組み立て)まで幅広く対応。海外調達でのコストダウンや100社以上と連携する町工場ネットワークによる業務の効率化の提案など、金属加工でのお悩み事をご相談いただけます。
また、日本のモノづくりを守っていくためにも、モノづくり企業の業績回復や事業承継などのアドバイスも行っています。事業でお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。