2018年10月17日 |
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我々が海外調達を始めて、
約10年となります。
そもそも、海外調達を始めたのは、
ある購買担当のお客様の言葉がきっかけでした。
「阪井君、君は日本製の製品を
しきりに勧めてくるけど、
我々の製品はガチで
中国や韓国と価格競争をしてるんやで。
我々の使命は
コストを1円でも下げて
利益を確保する事。
それが出来へんとクビなんやで。」
「品質が良いのは当たり前。
価格が下がるのなら
中国やベトナムやどこでも
構わないから、探してきてくれ。」
この言葉に私はショックを受けました。
しかし、お客様の言葉を重く感じた私は、
直ぐにコネクションも無いまま、
中国に行きました。
ご想像の通り
当初はアクシデントだらけでした。
振込をしたが音沙汰なく逃げられたり、
納期が無く、
ハンドキャリーをした製品が不良だったり、
SUS316の製品が416だったり
(これは大クレームになりました、、、)
周りの反応は
「言わんこっちゃない。
海外でまともな品質が
出来るわけがない。」
「そんなに中国を儲けさせたいのか。」
「そもそも、海外で製作する時点で
お前は日本人として失格だ。」
と、辛辣な言葉を
投げかける人も中にはいました。
我々は沢山のアクシデントを
経験しましたが、こう思いました。
我々で良かった。
これがエンドユーザーさんが
直接輸入していたら現場が
大混乱していただろう。
我々はお客様と工場の間に入り、
品質、納期のコントロールを
しっかりと行なおうと。
困難はありましたが乗り越えて、
お客様に間違いの無い製品をお届けする
これがミッションだと掲げました。
ここ数年前から
半導体関連、自動車関連の活況で
機械加工、切削加工工場などは
軒並み受注残を大量に抱えています。
よって、新規のお客様からの受注に
対応しきれない状況が続いています。
我々の海外調達を批判していた方たちも、
海外で製作に踏み切りはじめ、
そして我々に相談して来られました。
海外製作をしたいが、
やはり自前でやるにはリスクがある、
だから手伝って欲しいと、、、。
自前で調達をしてみたが、
価格は安かったが
納期も品質もコントロールが
全くできない。
もちろん、我々はそのご依頼を
喜んで受けさせて頂きました。
問題は国内、海外ではなく、
お客様にとって価格、納期、品質のバランスに
合った調達を行うという事です。
当然ながら、価格の面でいえば
海外と直接取引を行うのが良いでしょう。
我々を介すとコストはもちろんアップします。
品質、納期の管理を細かくお客様が行うのか、
それとも阪井に任せて少しコストは上がるが
管理を全て任せるのか、
以前はコストを重視して、
直接取り引きを望むお客様が多かったのですが、
あまりにも無秩序、無規律な処理が多く
逆にコスト高を引き起こしてしまった
ともお聞きしました。
下記に当てはまるお客様は、
コストダウン(目に見えないものも含めて)
出来る、新しい調達を行うチャンスです。
海外調達をしたいが、
どの様に始めたら良いのか分からない。
従来の工場の納期が
最近長すぎて管理が大変だ。
どう考えても
便乗値上げをされている。
ロットが多い製品は受けてくれるが、
小ロットの製品は断られてしまう。
従来の加工先が
廃業してしまう
(しまった)
従来の加工先の
高齢化が進んでいる。
加工方法によって調達先を選んでいたが、
選別する余裕もないほど忙しい。
海外調達を行ったが、
大失敗してしまった。
そもそも、海外で製品を作ることなど
考えたことが無かった。
我々は、短納期は韓国、
大物加工は台湾、
少量多品種は中国、
とにかく安価な製品はベトナムなど、
グローバル調達を行っています。
お客様のご希望によって
弊社が最適な調達先を選択し、
調達いたします。
不良率も2017年度実績で
良品確率は99.9724%です。
安心して頂ければと思います。