会社名 | 株式会社 阪井金属製作所 |
代表者 | 代表取締役 阪井 博史 |
所在地 | 〒543-0044 大阪府大阪市天王寺区国分町13−3 |
TEL | 06-6718-6007 |
設立 | 1972年8月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 26名 正社員11名(男性4名、女性7名) パート社員15名(男性1名、女性13名)、派遣社員1名 |
事業内容 | 金属加工製品の製造販売業 鋲螺製品の製造販売業 輸入代行業 |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行 |
主な取引先 | パナソニック株式会社 |
創業者である阪井千代三(現社長の祖父)は義弟が創業した鋲螺(ネジ)販売会社に勤めていた。その会社は松下電器グループ(現パナソニック)からの受注を確保し、非常に活況であった。しかし、活況であるが故、従来の取引先をおざなりにしていた。それをみて千代三は、もっとお客様のために寄り添って、お客様の要望を聞けば、買い手よし、売り手よし、世間よしの三方よしになるのではないかと創業を決意した。創業者の精神は「お客様に寄り添い、お客様の要望を聞く、叶える」である。
2代目社長の阪井勝三の時代はバブル不況の煽りを受けて、低空飛行の時代であった。従来のネジ製品は競合大手との価格競争となり、売り上げをさらに低下させることとなった。それでも創業者の念いを胸に会社を潰さないように倹約して固定費をさげ守りの経営に徹した。社長である勝三自身の給料もゼロにして、後継のために財務体質の改善を図るべく必死で耐え忍んだ。2代目が努力して培った精神は「誠実、継続」である。
3代目社長の阪井博史は債務超過を脱するために、必死で営業活動を行った。利益第一主義であった。しかしクレームも多く、その処理にスタッフも疲弊していた。ある時お客様に納入した製品に材質の間違いがあり、市場クレームになってしまった。専務の協力もありトラブルは解決したが、その当時では厳しいペナルティを課されることとなった。その時に利益にとらわれるのではなく、お客様との間に入ってしっかりと管理することが我々に課されたミッションであると知った。3代目が失って初めて気づいた精神は「お客様に代わって品質を守る」である。