|   2019年9月3日   |  
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現在、
 我々の中国での取引先工場は
 中国のローカル工場です。
何を大事に見ているのかというと、
 設備や規模ではありません。
社長を見ています。
社長が何を考えているのか。
お金なのか、
 品質なのか、
 車なのか、
 従業員なのか、
 そこに着目しています。
今の中国メイン工場の社長は
 品質と従業員目線です。
品質が悪いと
 直ぐに再製作をします。
採用できるかもしれないから
 お伺いを立ててみるので
 連絡くださいと言っても、
彼は、こう言います。
 「直ぐに再製作します。」
彼の口癖は
 
 " 同じ人間なのに
 日本の会社に出来て、
 私に出来ないことは無い "
 
 です。
以前は、
 不良が起こって納期に追われて
 泣きながら仕事をしていたと
 ウチのスタッフから聞きました。
そう言えば、
 私の知人の魚屋さんも
 年末の大忙しの時に
 泣きながら魚を捌いていたらしいです。
「お前、泣きながら魚を捌いた気持ちわかるか!?」
って言われたけど、
 それはさすがに分かりません(笑)
が、
 真剣に打ち込んでいるからこそ、
 追い込まれて涙流してでも
 仕事を達成する。
品質を重視していると言う
 信頼できる証です。
従業員に対しても
 簡単に切り捨てるのではなく、
 とことん話し合って
 出来るまで指導するそうです。
「 私はベンツなどに興味がない。
 会社の成長、
 従業員の成長と
 お客様を大事にしている。」
目を輝かせて、
 そう話してくれて
 非常に感激しました。
ただ、財務に関して
 キチンと取り組んでいないので、
 資金繰りが厳しいようです。
(社長業としてはあり得えないはなしですが)
今後は
 弊社が財務諸表を作る手伝いを行ない、
 共に学び工場発展のフォローを行ないます。
社長が財務を知らない会社は
 発展しませんからね。
これからも
 沢山の海外の工場と
 取引することになるかもしれませんが、
 まずは社長の考えをしっかり
 ヒアリングさせてもらって、
 取引の判断をしていきます。
もちろん、
 私自身がしっかりと学ぶという事の
 自戒も含めてです。