スタッフインタビュー

叔父の前社長時代、社員に病気がちな方が居たので、新しく人を探していたそうです。なかなか良い人が見つからず、叔母である社長の奥さんから助けてくれないかと私に声が掛かりました。
これも何かの縁と、その時勤めていた会社を辞め、入社を決意しました。２５歳の夏でした。

気づけば、来年勤続３５年を迎えます。
これほど長きにわたり勤めることができたのも、たくさんの方の支えがあったおかげです。
改めて感謝とありがたみを感じます。

入社当初、前職と仕事内容のギャップが大きくて、仕事を理解するのにかなり時間がかかりました。その頃の失敗で今でも忘れられない苦い思い出があります。それは、ボルトの頭部に刻印するという製品の発注を受けた時のことです。うっかり違うサンプルを工場に渡してしまい、完成品が納品されて初めてそのミスに気づきました。出来上がった50,000本もの製品を目の前にして、前社長の凍り付いた顔！ 今でも目に焼き付いています。納期も迫っていたため、すぐさま前社長と共にお客様の元へ謝罪に走りました。なんとか分納にして頂いて、少しずつ手直しをしながら納品させてもらいましたが、完納までに実に３年もの歳月がかかってしまいました。 今となっては笑い話ですが、当時は生きた心地がしませんでした(^^;