2017年7月深セン新規協力工場見学

2017年7月22日

深セン三日目です。

この工場は少し問題があります。

仕掛品が直置きになってます。

工場内も暗く無駄な物が所々に置かれていました。

良品か不良品か半製品か区別が付きません。

製品のバリ取りをしていますが椅子の上で作業をしています。
危ないですよね。

直置き2

検査設備もこれだけ。

校正もしてなさそうでした。
ゲージの置き場所もめちゃくちゃでした。

 

不良統計は取っていない。
5から8パーセント位とのこと。
外観とアルマイト処理で不良品が出やすいとのこと。

 

IPQCは品質管理担当が巡回検査を行っている。
しかし、基準は設けられていない。

 

OQCは100個以内は全数検査。
それ以上は製品の難易度によって決定。
やはり基準は設けられていない。

 

きちんと工場監査しないと貴社の工場も
こういった工場から買っているかもしれませんね(^^;;

 

板材はX1000 Y600 Z500まで対応可能。
丸材は400φまで。

 

納期は2週間から1ヶ月。
数量は10から1000個未満。

 

この工場は春節などの長期連休で退職者が殆ど出ていないとの事でした。

 

以前は利益だけを求めていたが、
歪みが出ている事を知り、
方針転換したそうです。

 

技術者の給与を上げ、
食堂を整備して安全、安心な食事を出し
健康管理にも気を配っているそう。

ワークライフバランスを大事にしている。

 

中国の小規模工場でも、
その様な考え方を持った会社があるのだと
知って嬉しかったです。

 

ただ、仕事は出せないなー(^^;;

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