深センの金属加工工場に監査に行って来ました。

2016年7月15日

今年2度目の深セン出張でした。
非常に多くのお問い合わせに対応するべく、サプライヤー探しを現在も行っています。

深センは非常に品質の高い製品づくりを行う工場がある一方、設備も仕組みもキチンと出来ているのに粗悪な製品が続出する工場があります。何故、その様な違いが生まれるのでしょうか?

とある工場は少人数の工場、5軸加工機を除いては殆どが台湾メーカーの機械を導入しています。また品質管理の流れはあるものの、品質管理はワーカーに任せています。

またとある工場は100人以上スタッフがいて、多くの日本製設備を導入しています。IPQC、OQCの流れもあり、不良発生の場合の報告の流れも、社内で掲示、各機械にも生産の注意が掲示してあります。

どちらが良品を提供しているかといえば前者の工場なんです。

その違いは、やはり社長の考え方です。前者の工場は定期的にスタッフとのミーティングを行い、また外注とも定期的な打合せを行って自分の自社の製品に対する理念を伝えているんですね。また、スタッフを思いやり創業以来、主要なスタッフや辞めていません。

後者の工場の場合は、社長が儲け主義。思い通りに動かないスタッフを怒鳴りつけ、罰金を課す。生産管理のスタッフは長続きしない。営業スタッフも3年間の間で5人変わっています。外注とのコミュニケーションも出来ず、不良が起これば外注の責任。

ただし、後者の工場のほうが儲かっています。でも前者の工場は幸せな人を作り出しているのは言うまでもないですよね。きっとこの差は5年、10年後に変わっていくに違いありません。

会社は社長が決める。
責任は社長が取る。
品質は社長が決める。

阪井金属製作所は、普段から中国工場、社長とのコミュニケーションを図り、さらなるレベルアップについては、弊社、生産管理担当が中国工場の生産管理担当と積極的に関わっています。

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